見上げてごらんよ〜Joe Barbieri
イタリアのカエターノ・ヴェローゾと称されるイタリアのSSW、ジョー・バルビエルが初来日。すっかり春めいたGW、ラフォルジュルネでお祭り気分漂う有楽町、のコットンクラブ。
気のよさそうな男たちがステージに登場して各々の位置につく。
編成は、ピアノ、ウッドベース、チェロ、ドラムス、そしてバルビエルのヴォーカル/ギター。
南イタリアの陽光を感じさせる、穏やかで豊潤なメロディ。軽やかなポップのセンス。
笑顔の演奏が続いたかと思うと、ぐっと陰影ある音楽が。
生活の、人生の豊かさ、そして社会の、歴史の哀しさ。
バルビエルのヴォーカルは、甘く柔らかく、そして少しドライ。
先日リリースされたバルビエルのアルバムには、
東日本大震災に心痛めたバルビエリがオマージュとして捧げた
「見上げてごらん夜の星を」が収録されている。
チェロとギターとヴォーカルのシンプルな編成で、
日本語で歌われるこの曲は、とても力強く慈愛に満ちていて。
日本公演でももちろん演奏されて、感動的な一幕に。
コットンクラブから一歩外にでると、すっかり過ごしやすい気候。
正面に見えるのは、改装がそろそろ終わる東京駅。
演奏を堪能した幸福感と、いまだはびこる透明な恐怖が入り交じって、
不可思議な気分になるけれど、
とにかく見上げた空には星がかがやいて。
というわけで、またお会いしたいですねJoe Barbieri。



