『ラヴ・ストリームス』


“僕が何よりも関心を持っているのは愛であり、それを失うことです。他のことにはほとんど興味ありません”
(by ジョン・カサヴェテス監督)

普段着のようにタキシードを身にまとい、
女性とお酒の日々を送る流行作家の男。
離婚協議の席で、自分の妄信的な愛を正当化しようと躍起になる女。
いかにも裕福で社会的の地位ある彼らは、
あからさまにバランスを欠いていて。

自らつくった迷路の中で、
彷徨ってあがく様。
極端でもはや狂気の域だけど、
きっと誰もが思い当たるふしがある。
映画の後半には、舞台である別荘の中にいる気分になる。

主演は、監督も勤めるジョン・カサヴェテス、
そして妻で女優のジーナ・ローランズ。

ローランズは年齢的にもう若くはなく、
アップになると顔にはくっきりと皺が刻まれているけれど、
訴えかける熱演に引き込まれる。
その皺は、衣装とさえ思える。
カールしたブロンド、
そしてスタイリッシュな着こなし
(特にビッグショルダーの黒いドレス)は
エレガントで、かっこいい。

劇中では、ジーナはジョンより年上ていう設定ですが、
実際はジーナのが1つ年下です。
いや、なんか気になっちゃって。

ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ
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